楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

そのツヤ、粒だち。

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いよいよ、この日がやってきた。

そう、山賊会の稲刈りだ。

私は参加できなかったものの、昨日一部の田を稲刈りした。

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今朝は6時半からもみすり。

籾摺りには、全員集まれた。

我が山賊会は、機械がすべて親方の家にあるので、それを使わせてもらっている。

 

昨日乾燥したもみが籾摺り機に入り、

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出荷米と未熟米に選別され、

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袋をしばる。

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できた袋は18袋。約1反で9俵取れたことになる。

まずまずのできだ。

みんなが揃っていて、いい天気だったので記念撮影。

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このメンバーで、去年の秋からやってきた。

みんな忙しい中、都合をつけて作業に参加してきた。

その積み重ねが、今日の一日。

まだ、稲刈りは始まったばかりだけど、今日は一区切りついた日だ。

夜は、新米を食べた。

メンバーみんなで少しずつ分けたものだ。

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毎年新米を食べるときは嬉しいものだけど、今年は新しいことを始めたので、

格別な味だ。

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さあ、このあとは収穫した米をどう販売するか。

この山賊会の活動を続けていけるよううまい方法を考えたい。

 

秋晴れ!

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と言ってもおかしくないほど、今日は涼しかった。

次女と動物たちの餌やりをしてから、最後の夏期講習にいく。自分としては思いを持って伝えたつもりだが、どこまで伝わったかは自信がない。勉強に向かうきっかけにでもなればいいと思っているのだけど。

帰宅後は、あまりに草が生えすぎた我が家の周りの草刈りを行う。先日友が来てくれた時も、結局汚いまま迎える事になってしまい、なんとかしないといけないと思っていた。

だけど、ここ何日か暑い日が続き、なかなか腰が上がらずに、別のことをやって過ごしていた。

で、今日ようやく動き始めたというわけ。

平らなところはモアで刈って、それ以外の土手などを刈払機で刈る。

毎年何回同じ作業を繰り返すことか。この地で暮らす以上はずっと続くわけだ。

そう考えると少し呆然とするが、伸びてくれば刈るだけ、と考えればそれほど大げさな話でもない。

秋晴れだ!と呑気に喜んで、身体が動かしやすいね、なんて軽口を叩いているくらいが健康でいいのかもしれない。

少し能天気が過ぎるか?

1日の最後の仕事は、溝掘り。

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今週の月曜日は王国のお盆休みだったので、1週間ぶりの勤務になった。週末から訪れる団体利用のために、施設準備を行った。

準備が終わった後には、山小屋前に座って9月のイベントの打ち合わせ。ここ何年かで、いくつかの団体が自然王国で米づくり体験を行うようになったので、各団体の調整が必要になっている。事務所でやってもいい話なんだけど、山小屋にいると受け入れ現場となる田んぼを見ながら話ができるので、イメージしやすいということがある。

1時間近く話すると、すっかり9月の稲刈りイベントをイメージすることができた。あとは、着実に準備を進めるのみ。

 

王国での勤務を終えてからは、山賊会の作業へ。

こちらの稲刈りは、明日から始まる。田植え時期から計算して、3回くらい土日を利用して稲刈りをする予定だ。

今作付けしている田んぼは、過去3年ほどまともに米ができていなかった田んぼだ。私たちがやったら上手くいくだろうと思っていたわけではないけど、やはりかなり稗が生えてしまった。

それに加えて、土手から流れ込む水のせいで、田が上手く乾かない。そこで、なんとか溝を掘って、少しでも乾かそうということで、メンバーみんなで溝掘りへ。スイスイ掘れる田と、水が溜まって掘るのが大変な田と色々あり、2時間弱の作業ですっかり疲れてしまった。いい結果が出るといいな。

信念の人、ハイエルダール

 

コンチキ号漂流記 (偕成社文庫 (3010))

コンチキ号漂流記 (偕成社文庫 (3010))

 

 夕方頃、これで感想文を書く、と次女が本を持ってきた。

おお、コンチキ号漂流記。私も少年のとき読んだ本だ。

懐かしいなと思ってパラパラめくると、やはり面白い。

 

ハイエルダールってどんな人なの?」

ノルウェーの学者」

「何をしようと思ったの?」

ポリネシア人がどこからきたのかを調べるために、原始的なイカダを作って、ペルーからポリネシアまで渡ろうとした」

「そうなんや。そのイカダをみて、周りの人はどう思ったの?」

「そんなイカダじゃすぐに沈む、やめた方がいい。ポリネシアまでいけるわけがない、と言われた。でも、昔の人はこの船で行ってたはずだ、その通りに作ったんだからいけるはずだって何度も自分の心に確認したんだって」

「航海に危険はなかったの?」

「あった。サメが来たり、高潮が来たり、暗礁に乗り上げそうになった」

「途中で止めようと思わなかったの?」

「やめなかった」

「なんでやろ?」

「何としても研究をやり遂げようと思ったから。信念があったから。」

 

などという会話をしながら文章メモを作っていき、その後下書き。

一緒に話しながら進めていると、ハイエルダールという学者がどんどん短になってくるし、次女も、「なんか感想文書くのが面白くなってきた」などという。

いつもは9時前には寝るようにしているんだけど、10時前までかかって清書を進めていた。

「私は、信念を持ってこの文章を書くよ!」

と言いながら、仕上げまで持っていくことができた。

本人もそれなりに納得できたようで、付き合ったかいがあったように思う。

対話篇:読書感想文の書き方を。

娘:読書感想文って、どう書いたらいいの?

 

父:そもそもさ、読書感想文って、何を書くものなの?

 

娘:本を読んで自分が思ったことを書くもの?

 

父:自分が思ったことって何なの?

 

娘:自分の心が揺れ動いたところ。悲しいとか嬉しいとか、感動したこととか。

 

父:どんな時に心が動くの?

 

娘:それが書いてある文章を読んだとき。

 

父:そうやね。心が揺れ動いた場面を書き出してみると、自分がなぜ気持ちが動いたのか、読んでくれる人に伝えやすいよね。

 

娘:そうか。

 

父:そんな場面を2-3個書き抜いて、並べ替えたり、減らしたりしながら書いていくといいよ。

 

娘:学校でやった通り書かなくていいの?

 

父:自分の心が揺れ動いたことを、読んでくれる人に伝わるように書ければいいよ。別にそれが学校の言う通りしゃなくてもかまわない。

 

娘:でも、思い浮かばないよ。

 

父:そうなんや。じゃ、思い浮かばないとき、どこに戻ったらいいと思う?

 

娘:本?

 

父:そう、本だよ。頭のシワが増えるくらい読み返せばいいよ。

 

娘:私の脳はもうこれ以上、シワなんて増えないよ‼︎

 

父:そうなん?ま、やってごらんよ。やってると書けるようになると思うよ。

 

といった感じで、読書感想文の書き方を一緒に考えてみた。毎年書くのに苦しんでいるようだけど、自分の考えをまとめる練習になるんじゃないかと思い、つきあっている。別にコンクールに選ばれなくても、完成させられれば、それでいいと思っている。

大切なことは、自分の考えを相手に伝わるように構成していく練習をすることにあると思っているから。

まるでナルシシストみたいだけれど

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昨夜の様子を友が撮ってくれていた。

他に人が写っているのだけど、未承諾なのでトリミングしてある。

なんだか、私はとても楽しそうに話をしているではないか。自分の姿を外から見るのはあまりないので、ちょっと掲載してみた。

昨日も書いたけど、昨夜は良い夜を過ごせた。今何をしているかについて話すことは、今後のこと、未来のことにつながるからとても好きだ。

自営業は、安定してないし先が見えないし、というのが私の愚痴の1つだけど、結局はやらない言い訳に過ぎないのだと思う。

自営業で生きる覚悟をして、業績を上げている人が同級生にいるのだから。

今考えていることは、自宅にある資源を利用して仕事を作りたいということ。ずっと考えていることなんだけど。

ここ何年か自分の日常食として作っているものを昨日みんなに出したら、意外なほどに好評だった。

というわけで、今月中に新製品にしてみようと思っている。せっかく惣菜加工の資格も取ったのだから、何にでもトライだ。

 

 

友、来たる

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中学3年以来の旧友とその同僚の人が我が家に泊まりにきてくれた。

彼とは高校時代に相当する濃密な時間を共に過ごした。10数年ぶりの再会だ。

昔話に花を咲かせるのではなく、今何をやっているか、これからどうするかについて話ができるのは本当に楽しい。

 

彼は今、日本で事業を展開しながら、中古厨房機をフィリピンに輸出する仕事をしている。英語も勉強し直しているそうだ。その行動力に素直に感服する。事業展開して、従業員を雇って経営して行くことは並のことではないだろう。

 

高校時代の流れ仲間が活躍しているのは嬉しいし、自分も触発されて、もっとやりたくなってくる。

フィリピンからの従業員の人と話ができたのも楽しかったし、もう1人の人とはなんと共通の友人がいることもわかり、その奇遇さに驚く。

 

夕食は、石渡チキンストアの鶏肉を使った焼き鳥。炭は私たちが焼いたもので、ゆっくり時を過ごした。

なかなか会えない友人だけど、離れていてもお互いに刺激しあっていきたい。