重い腰を上げてようやく
怒涛の週末を終え、久しぶりの家での作業。
雨上がりだったので田んぼがやりたいところだったが、打ち合わせがあったので家にいた。
いよいよ我が家で営む農家民泊太右エ門ーたえんどんの一般営業を開始することにしたのだ。
5年前から営業を始めていたが、諸事情により、 農家民泊組合におりてきたもののみ営業受け入れをしていた。
この度、準備も整いそうなので、いよいよ一般公開を決心した。
そのためには、どうしてもホームページが必要と考えた。自分で作るのが安いが、技術を勉強する時間がないため、信頼できる人にお願いすることにして、その打ち合わせを午前中に行なった。
彼とは前からの知り合いだし、仲間から信頼できる人だよ、との口添えもあった。しかも、鴨川市内の業者さんなので、困った時はいろいろとお願いできる。何より、普段から私の活動を知ってくれているので、私の思いも伝わりやすいのではと思ったのだ。
おかげさまで、打ち合わせはスムーズに進んだ。
彼に基本的な枠組みを作ってもらい、私の方でテキスト文章などを考えるやり方でいく。
いよいよ始めるのだ、と思うと何か高揚感さえある。もちろん、ことはそんなに簡単ではないことも予想しているのだが。
しかし、昔韓国の友人に言われた、「ハミョン テンダ(為せば成る)」の言葉を思い出し、がむしゃらに突き進むのだ。
田んぼ、田んぼ。そして消防。
王国では、先日から田んぼの畔切りを続けている。雨が降る前に畔切りを終えておくと、この後はトラクターで耕して、畦塗りに備えることができるというわけ。
お昼前に予報通り強い雨が降ってきたので、最後まで行かなかったものの、一段落つけることができた。
午後は雨が降り続けていたので事務所にてメルマガ執筆。久々の発行ができた。 来年度の自然王国サポーター募集も始まっているし、少しずつ広がっていけばいいと思っている。
塾の授業が終わった後、消防団操法訓練の応援へ。みんなは8時頃から練習しているのだけど、私は仕事を終えたあとの9時半過ぎになってしまう。みんなに迷惑をかけているな、と思いつつ顔出しだけでも、と参加するようにしている。
5月の操法大会に向けて、週3回の練習。
練習後、片付けを終えると11時くらいになる。
明日の仕事もあるのに、みんなで集まって、なかなか大変だけど、思いが集まっている活動でもある。
出られない、出られないとも言ってられないので、何か一役果たせればと思うのだ。
このブログは12時過ぎると日付けが変わってしまうので、今日のうちに書かないと、と勝手に追い立てられている…
出会いとその続きと
民泊の3日目。最終日だ。
出発前にみんなで記念撮影。
民族衣装を着てくれた。
みんなリラックスしている様子。
公民館に移動して、歓送会。
それぞれの家庭で体験したこと、感じたことを発表しあう。みんな涙を流していて、よほど感動したんだと思う。言葉がうまく通じない中、心が通ったような気がする瞬間は、とても嬉しいものだ。
歓送会を終えた後は、すぐさま里山デザインファクトリーへ。今日はここで、地元の小学生を集めて千葉大学の学生たちがイベントを行うのだ。
2日間かけて準備した竹食器づくり。
思ったよりスムーズにできたし、参加者たちも自分で絵を描いたりしたからか、とても大切に使っていた。本番前にわざわざ鴨川に来て準備した甲斐があったと思う。
お昼ご飯は留学生たちが、鴨川の食材を使って母国の料理を作ってくれた。
韓国、タイ、中国の3カ国から。
チャプチェ、ヤムマーマー、水餃子、トマトと卵の炒め物、麻喇春鍋。それぞれの国の味を楽しめて、子供たちもなんどもお代わりしていた、あ、私も。
昼食後、子供たちがカレンダー作りをしているときに、今回のイベントの感想と、今後の大山地区と千葉大学の関わりについて座談会を行なった。
このイベントは今まで単発イベントで終わってしまい、なかなか同じ学生が通うことがなかったのだけど、4月からは新しい活動も始まるとのことなので、今後に期待できそう。
出会いがあれば、長く続くものとそこで終わってしまうものもある。一期一会というけれど、今回の民泊の人も、留学生も日本人学生も二度と会えないかもしれない。
出会いをきっかけにして、形を変えたつながりが続けばいい。そのためにも、一緒にいる一瞬を大切にしたい。
千葉大合宿と農家民泊2日目。
今日もいい天気だ。
朝一で民泊の人々を他の体験先に送り出し、その足で私は千葉大の合宿へ。
先週の水曜日、イベントの予行演習を行い、今日が明日の最終準備日。廃校になった小学校に集まり、裏山に登り、竹を切る。
先週の練習の成果を発揮!
お見事!二本切って、運びやすいように切り分ける。中国からの留学生も加わって、賑やかに作業した。中国からの留学生は、日本に来る前に2年、日本に来て半年の人たちだったのだが、大変日本語が上手で、私とのコミュ二ケーションもスムーズ。
私に、「関西出身ですか?」と尋ねてきた女性は、日本の漫才が好きだそうだ。千葉大学の留学生は意外なことにあまり日本人学生と関わる機会がないそうで、このような合宿を機会にお互い友達になれればいいなと思う。国と国、という大きな関係ではなく、個人と個人でつながることから関係は始まると思っている。
午前中で準備作業を終えてからは、体験活動を終えた民泊の人々をお迎えに。
そのまま車で30分弱走ってスーパーマーケットへ。
今夜はフィリピン料理を作ってくれるというので、一緒に買いに行った。
このスーパーは比較的大きなスーパーで、100円ショップも入っているので、海外の方達がお土産を買うにはちょうどいい。
作ってくれた料理は以下の二品。
左の料理はアドボという料理。
鶏肉を酢で煮たもの。右は名前を聞き忘れたが、餃子の皮にチーズを巻いて揚げてある。
柔らかくて、とても美味だった。
自分の国の料理を作ってもらうと、それにまつわるいろいろな話を聞けるのでおもしろい。
食後は一緒に歌ったり、彼女らの名前を漢字で書いたりして楽しんだ。リラックスした時間を過ごせてもらえたんではと思う。
美味しくて、楽しかった。
千葉大生とフィリピンからの農家民泊
今日から2泊3日で千葉大生がやってきた。
今年の正月に大学で講義させてもらって以来だ。昨年から実習が2泊3日になって、じっくり大山地区で活動する。今日は長狭学園で3年生へプログラムを行い、明日は日曜日の準備と、地区内研修を行う。
日曜日には20人くらいの小学生か来てくれるはず。
ところが!
我が家は今日から2泊3日でフィリピンからの農家民泊を受け入れがある。
千葉大生とのダブル対応になってしまった。
合間をぬってのイベント参加になり、迷惑をかけてしまい残念だ。
フィリピンからは、今回は教育関係者の方の宿泊で、学生ではなく働いている方中心だ。話し方も穏やかで、部屋で過ごしていても落ち着いた雰囲気。
自己紹介では、いろいろやりたいことがあるけど仕事が忙しくて、全く余裕がない、なんて話もあって、どこも同じだなと思う。
いつも私の住む村を1時間くらいかけて散歩する。座って話すよりも、歩いていると何かしら話が始まるので、とてもおもしろい。歩きながら話すのが好きだ。思ってもみない話題が出たりして、その度どうやって英語で表現しようか毎度悪戦苦闘するのだけど。それすらもいい勉強になる。
おにぎりをつくって、餃子を一緒に作った。
今夜は餃子鍋!
自家産野菜で作った付け合わせ。
左下に写っているのは梅肉。
散歩の時、桜は咲いてないの?と散々聞かれて、この地区には河津桜はないので、梅ならあるよ、梅をつけて食べるのが日本人は好きだよ、と言っておいたので、妻が用意してくれた。
やはり、フィリピンの方にとっては日本の冬は寒いみたい。それでも、ご飯を食べて少しリラックスした雰囲気がでてきた。
みなさん初めて日本にこられた方ばかりなので、すこしでもいい思い出を作ってもらえればと思う。
たまった水は漏らしません。
朝7時頃までは風雨が強く、ベランダに出られず、部屋の中から撮影。
あっという間に田に水がたまる。
私自身は自宅の田んぼを準備できておらず、傍観するのみだが。
8時頃には、先ほどまでの風雨がウソのように晴れ上がる。 王国はすでに畔切りを終えているので、きれいに水がたまっている。
午前中は、田んぼの見回りを行なった。水がたまると、穴があるところから水が漏れだす。これを1つ1つ潰していくのだ。
どこに穴があるのか探して、穴の周りをスコップで掘り、土で埋めていく。
午前中11時過ぎまでかかる。
これを丁寧にやっておくと、今後の田んぼ準備がスムーズ。もともと予定していた作業ではないけど、雨が降った以上、天水田ではこの穴埋め作業は不可欠。
一段落して、育苗ハウスへ。
踏み込み温床がうまく発熱していて、ブロッコリーやカリフラワーが発芽している。
もう少し育ててこれらを植え替えたあとは、夏野菜の種まき。野菜準備も進んでいる。
午後からは、このところずっと続けている薪の片付け。
山小屋に置いてあった薪は、いい感じで積み上げられた。これで、4月からのイベントではみんな焚き火がしやすいだろう。
帰宅すると、チェーンソーの掃除。夜の仕事もあるのでゆっくり掃除できないが、カバーを外して詰まった木屑を取り除き、仕上げにブロワーで吹き飛ばす。今日も1日チェーンソーががんばってくれた。
まだまだ思い通りには動かせないけど、王国での冬仕事には欠かせないパートナーだ。
竹切って、週末には小学生を待つ。
最近は日の出がだんだん早くなってきた。
6時半頃の撮影。
畑の梅もきれいに咲いている。
まだ実をならしたことはない。いつか実がなるのを待っている。
今日は千葉大学から学生が4人やってきた。
週末、大山地区で行うイベントの予行演習。
竹を切ったイベントを行うので、わざわざきてくれたのだ。
家の裏で伐採練習。
それを運び出して。
切る!
なんでも、これで留学生が作る諸国の料理を盛り付けるようだ。
温湯消毒などもおこない、準備は進む。
昼は、妻が天ぷらをあげてくれた。
ふきのとう、さつまいも、人参のかき揚げ。
春を、学生たちも味わえたみたい。
10時頃から4時頃まで一緒にいた。一生懸命準備をしている姿から、イベントにかける思いが伝わってくる。ついつい口を出しそうになるけど、ぐっとガマン。おじさんはお呼びでない、というわけ。
千葉大学とのイベントも長いけど、それがようやく芽を出すのではないかという期待がある。
なんとか動かして、道をつけて行きたいものだ。