楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

旅立ちはそれぞれ


最近千倉の『クマさん共和国』に通っている
marinesさんよりメールを頂きました。
クマさん共和国というのは、里山帰農塾にも参加した
Oさんがやっている農園で、所沢と千倉、二拠点で
行なっています。
今回marinesさんは5日、6日を利用して、娘さんたちと
田植えをしてきたようです。
田植えの楽しみ、自分でやり始めた畑の楽しみを
メールで伝えてくれました。
以下、引用です。


『畑では、今回スナックえんどうが大ヒット、
春菊は収穫間に合わずにかなりが花として持ち帰りか放棄、
そら豆がアブラムシの猛攻を木酢液反撃の甲斐あって
なんとかしのいで半分位は空に向かって成長中、
ジャガイモいい感じ、つるなしインゲン芽吹き、
ししとうは雑草に混じってどれが若葉か不明、
二十日大根もう少し、
そして、帰り際にかぼちゃとにんじんを蒔いてきました。


50?位の小さな畑ですが、私にとってはワンダーランド
クマさんや隣の畑のおばあさんの指導を受けながら
何とか収穫までこぎつけてます。』


楽しそうな様子が伝わってきますね。
里山帰農塾に参加したことをきっかけに、
marinesさんが描いていたことがどんどん形に
なっているようです。


自分で自分のフィールドを見つける、これは自然王国活動の
目指すところです。

藤本敏夫は、「エコファーマーとウェルネスファーマー」という
論を展開しました。
業として農を営むものはできるだけ自然に負荷をかけない形で
作物を栽培する、それがエコファーマー
業としてではなく、自分の生活に農的な営みを取り入れ、
自然との接点を豊かに保つ、それがウェルネスファーマーです。


大げさに言えば、
marinesさんは、王国をきっかけにしてクマさん共和国に出会い、
50?のウェルネスファーマーとして出発したのだ、と思っています。


自然王国活動は、自分のフィールドを探す人のきっかけづくり、
モデルを提供できるような存在でありたいです。
2003年から年5回里山帰農塾を開催し始め、徐々にではありますが、
鴨川へ移住し始める人も出てきました。
また、marinesさんのように活動の場をどんどん広げていく人も
現れています。


私のなすべきことは、王国という現場を充実させることだと思っています。
今がそれを行なう適期です。
やるべし!


marinesさん、今度は自家製野菜を王国に持ってきてくださいね!