楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

今日も雪か?

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天気予報では、今日の夜から明日朝にかけて再び雪が降る予報。鴨川は雨の予報なんだけど、なんといってもここは鴨川自然王国

千葉で1番高い山、愛宕山の中腹にあるので、他の地域とは気温が何度か違う。そのため、たとえば私の家が雨でも自然王国は雪である、といった状況なのだ。

 

だから今日はもし雪が降っても比較的ましになるように、日が入らなくて凍結しやすいところの広葉樹を伐採することになった。

 

木の直径は30センチ弱しかないが、広葉樹なので枝が広がっている。道路脇に生えているので、下手に倒すと柵やフェンスに直撃し、破損してしまうかもしれないというわけで、慎重な作業が求められる。

 

まず最初は、道路に伸びてきている枝を脚立に乗っ

てチェーンソーで切る。脚立は不安定なので、Yaeちゃんに支えてもらって、それで脚立を安定させて作業する。しかし、上を向き気味で作業するので、やはりチェーンソーの把持が難しい。

 

ある程度切ったら、今度は幹を切断。しかし、この木にはツタ類がまとわりついている。ツタ類は本当に強い植物。甘くみて、ツタが絡まったまま伐採すると、倒そうとした向きに倒れないどころか、切断面が自分に向かってきたりしてとても危険。だから、ここは焦らず、鉈で切断し、木を独立させる。しかし、枝に絡まったものなどは取りづらいので、ある程度で切ることにした。

 

そして、無事切断。

心配していた柵などへの直撃はなかった。

問題はこの後の片づけ。

森の中であれば短く切ってひとまとめに置いておけば良いが、道路脇でもあり、きれいに片付けなければならない。また、サウナやストーブなどの薪にも使うので、それに適した長さに切断し、太いものは斧で割る。

この片付けに結構時間がかかるのだが、片付けに時間をかけることで、焼却処分にするには細い枝葉だけになり、あとは全部薪で利用できるようになる。

 

午前中の作業で、予定されていたところにめどがついた。目立たない仕事だけど、作業した者には結果がはっきり見えるので、やっていて楽しい。

 

あとは明日の天気次第だな。

生木を燃やしてみたが・・・

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昨夜考えたように、今日は前日に切った木を燃やすことにした。生木なので、萌えにくいことを予想していたので、いろいろ試してみた。

 

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 梅の木の向こうの椿はきれいになって、すっきりした。

 

さて、生木燃やしだが。

地面が湿っているので、枯れ木を敷いて、

竹を折って火をつける。

ある程度火が起きたら、木を入れていく。

今回燃やそうと思っていたのは、アオキと椿。

アオキは、幼木の頃は草のような感じで、比較的柔らかい。今回伐採したのは直径25センチほどだったので、もう立派な木になっていた。

しかも、アオキは水分を多く含むので、火中に投ずるとジュウジュウと木から水分が染み出してきて、せっかく起きた火がどんどん弱くなる。

 

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短く切ってみたらどうだろうと思って、チェーンソーで切ってから、入れてみたが、やはりなかなか燃え続けない。

残念。

ここで、諦めよう。

諦めるまで1時間半くらい苦労していた。

そのまま田んぼで乾かすこともできるのだが、私の家の前は村の人が多く通る場所なので、とにかく目立つ・・・

しょうがない。

敷地内に運ぼう。

軽トラでえっちらおっちら、運びました。

で、運び終わった写真がこれ。

 

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わかりづらいけど、切り株が見えるだろうか。

田んぼから脇の竹までのスペースの伐採を行い、軽トラで5杯分出た。

 

燃えなかった生木は時間をおいて、ゆっくり燃やそうっと。

この田んぼの伐採はここまで!

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1月が終わりに近づくと、いよいよ田んぼの準備を始めないといけない。

やることがたくさんあって、焦りも出てくる。

この焦りが、妻との諍いを生み出したりするので、やっかいだ。

今日も、先週に引き続き田んぼに影を作る木の伐採。

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梅の木の隣、ちょうど写真の真ん中に、小さな椿がある。

この椿は、枝ぶりもそんなに大きくなくて、きれいなんだけど夏の草刈りの時に移動するのにとても障りがあった。椿は実生で生えてきて、他にもたくさん生えているので、切っても問題あるまい、ということで伐採。

 

他にももっと切ろうと思っていたのだが、2月になると田んぼの実際の準備も始まってしまうというわけで、残念ながら木を切るのはここまでにして、明日からは片付け、ということになった。

全てを思い通りにできるわけではないのだ、やはり。

 

伐採した竹は、210センチに切って野菜の支柱に使う。竹の枝は、オランダエンドウなどのネット代わりと、小鳥の襲撃抑制用にする。

ヤギ小屋の前に植えてある豆たちの畝にさしておいた。4月をすぎる頃には、豆が食べられる頃かな。

 

今日も単なる身辺雑記で終わってしまった。

明日は、今日切った枝を燃やすつもり。生木なので、どう燃やそうか考えながら寝ることにする。 

なんでもやります

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朝から王国の日。

先週の気候を受けて、今日は山小屋周りの氷割り。

トイレ用の貯水タンクにつないである水道管が破裂して、水が全部漏れてしまい、それが凍ってしまったのだ。

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このままでは来週のみそ作りイベントは、

氷の中でやることになってしまう。

今のうちにやれることをやろう、と1日氷割りになる。

 

 斧を振り上げて氷を割っているのは、Yaeちゃん。

半農半歌手を名乗っているが、実際にこんなふうに作業をやっている。草刈りもするし、何でもやっている。

 

それが私たちの生活だからだ。

凍って水道管が破裂しても、自分たちで考えて何とかしようとする。

 

何とかしようとするから、何とかなるのだ。

何とかなるから、何でもやろうとするのだ。

何でもやろうとするから、何でも実現してしまうのだ。

「いやあ、それは無理だよ」とはそう簡単には言わない。

なんかやれる方法はないか、考える。

考えて、やってみる。

その単純な繰り返しが、確実なものを生み出していくのだ。

 

 

役割を果たすこと

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午前中は鴨川市で行われる一斉野焼きに対応するための消防団出動。本来であれば1日出動なのだが、私は所用のため午前中のみで勘弁してもらった。

 今日は天気も穏やかだったため、野焼きしている煙がよく見えて、警戒活動もやりやすかった。消防団員たちは、休日返上で警戒活動にあたる。大変な活動だけど、この活動を共に行うことで、結束力が強まり、いざという時に活動につながるのだろう。私も、その末席を汚しているわけなのだが。

 

新編 教えるということ (ちくま学芸文庫)

新編 教えるということ (ちくま学芸文庫)

 

 ここのところ、大村はまの本をよく読んでいる。

大村はまは、国語教師として特徴的な教育を行い、著作もたくさん残している。

塾の講師は学校の教師とは役割がだいぶ異なるのだけど、幾分かは共通するところがあると思う。

私が勤めている塾は、昔ながらの一斉授業なのだが、一学年わずか10数人しかいないのに一人ひとりをじっくり見れているかというと、そうではない。

大村の本を読んでいると、いかに自分の取り組みが甘いかを思い知らされる。

 

もっと一人ひとりに着目した授業がやれないか、と考えている。わずか週に一回2時間の授業しかないのだけど、その中でなにか目が覚めるようなことがあればと願っている。

 

私にとっては毎年教えている生徒なのだけど、その生徒にとっては、一回限りの時間である。だいたい、日々というのは当たり前に繰り返しているような気がしているのだけど、それが突如として当たり前に繰り返さないという事実も訪れてしまう。

 

その一瞬は二度と来ない一瞬なのだ。

私は、果たしてその中で役割を果たせているだろうか。

 

たまには家で作業を。

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今日は家でいられる日だった。

しかも、快晴。

絶好の仕事日和だ。

ずっと気になっていた、家の田んぼにかかっている竹や木を切り始めた。

炭焼きや王国では、誰かと一緒に作業することが多いんだけど、家では基本的に一人。

それはそれで嫌いではないのだけど、誰かとやる時と比べると、一人でやったところだけしか進まない事実に改めて気づくのだ。

今日切ったところは、4年ほど前に切ったところ。

4年経つと、もう気になってくるくらい木の伸びは早い。しかし、今はあの時はなかった強力なチェーンソーが手元にある。

竹用の刃をつけたチェーンソーと、大きなチェーンソーを使い分けながら切り進む。

1時間ちょっとしか時間がなかったのだけど、最低限切りたいところは切ることができた。

あと少し土手から伸びているツバキを3本切り、梅を剪定して、名前のわからない木も切って、スッキリさせていこうと思う。木を切ることはもちろん危険なんだけど、手間がかかるのは実はその後の片付け。ここは妻に手伝ってもらいながら、燃やして行くしかあるまい。

王国や炭焼きで学んだ技術で、家の周りを整理していくのはおもしろい。学んだことを実践できる現場があれば、その学びはより深くなるだろう。

 

炭焼き最終工程!

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頭の具合がどうなっているか心配だったが、どうやら大丈夫そう。自覚症状は首などの筋肉がこわばっている感じのみだ。

ご心配をおかけしました。でも、安静に、という言葉を大切にします。

 

さて、今日は炭焼きの最後の工程「止め窯」の日。

月曜の昼から火を入れ始めて、約100時間ほどでこの工程を迎える。

この日は、低かった温度がだんだん上がってくる日で、30分ごとに少しずつ空気の流入口を広げる。

ほんの少し開けるだけで温度がどんどん変わるのがおもしろい。

そして、1番最後には焚口と窯を塞いでいたブロックを外し、一気に空気を入れ、そのあとすかさず全ての空気の入り口をレンガと、ベトという泥を塗って閉める。火を止めるので、止め窯というわけ。

 

止める場所が三箇所あるので、3人で手分けして行った。隙間にベトを塗る際に、蒸気が漏れることがあり、これを放置すると結局空気が入ることになり、窯の中で燃焼が続くことになる。だから、気を入れて塗り止めなければならない。

 

みんな仕事を抱えながらの作業なので、Facebookで連絡を取りながら、出れる人が調整して共に作業を行なっている。

「出れるときに出る」という方法で、今まではなんとかやれている。

 

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無事、止め終えた。

今日はゆっくり休んで、また来月末に焼こう。

来月末で、今期最後の炭焼きとなる。