工夫さえし続ければ
朝は曇っていたが、今日もいい天気。
雨がしばらく降っておらず、田の準備ができないため、ひたすら雨を待つ日々。
そんな中でも、今日は里芋の定植のために畑を耕して、秋に備える。管理機の振動が身体に堪えるな。
さて、今日は本の紹介をしたい。
実は、この本の書評を書かせてもらった。
こんなふうに載っている。
本書を読んで、強く勇気づけられた。
というのも、全国にこれだけ問題解決のために動いている人々がいるんだ、ということを改めて知ったからだ。
そして、それぞれの人々が強い思いを持って、持続可能な形で活動を続けようとしている。
“誰もが幸せに暮らせる地域を、地元出身者と移住者で作っていけば、たくさんの人がやってくると思うのです。”という言葉が本書の中で天明氏がかたっているが、これが全てを表していると思う。
理想論ではなく、人は幸せになるために生きているのだ、と思っている。
自分だけの幸せではなく、家族、地域、社会の幸せ。これを作って行くヒントを見つけるために、今回の里山オフィスを借りたといっても過言ではない。
困りごとは、自分たちの工夫から出発して解決して行こう。
農作業の合間に
今朝は6時前に起きた。稲の苗の水やりが始まり、これまでよりやることが増えたためだ。今まではゆっくりと柔軟体操をしていたが、その時間に水やりを45分ほどやっている。今月いっぱいこんな感じだな。
王国に行くと、今まさに桜シーズン。
早速、自然王国の桜シリーズ、いってみます!
カフェ前の山桜。
山小屋前の桜(名称未詳)
ソメイヨシノと王国看板。
ソメイヨシノのアップ!
王国に行ったら、できるだけ写真を撮って、王国の動きがわかるようにと思っている。
今日の作業はレタス定植から始まった。
穴を開けて、植えて行く。
100本強の苗を植える。
野菜出荷に回したり、カフェで一品になったりするのだ。
そのあとは田んぼへ。
今日はミツヲ代表と2人でずっと作業した。
畔塗りも、2人でスイスイ。
作業の合間に、いろんな話をする。
普段考えていたりすること、今後のことなど色々話すのが楽しい。
こうやって話しながら、王国の動きが色々決まっていったりする。
サポーターの皆さん始め、様々な体験を行う王国田んぼ、とりあえず畔塗り終了。
このあと肥料をまいて、代掻き、草刈りを経て月末から田植え開始だ!
ついに、この日が!
朝から、里山オフィス移転の準備。
椅子は組み立て式のもの、机はホームセンターで材を買ってきてDIYしたもの。
とりあえず、一台だけ机を搬入。
なんか、嬉しい。
昼からは、初めてのミーティング。
里山オフィス、というのは鴨川市が旧大山小をリノベーションして、シェアオフィスにしたもの。
私たちは、これを仲間でやっているNPO法人うずで借りることにしたのだ。
各教室が一室ずつ貸し出される。
私たちがこのオフィスを借りたのは、都市農村交流を活性化させたり、エネルギーや地域活動の充実化、さらにはメンバーのコワーキングスペースとする目的があったからだ。
話すことが多すぎて、これは改めて集まる必要がある、と確認した。
メンバーで、少しずついろんなことについて話し合い、活動も使い方も深めていきたい。
数年前に買った農文協の全集をオフィスに持っていった。何は無くとも、私には本が必要だ。そして、先達たちの活動、意志が詰まった本こそ我々に必要だと思っている。千葉大学との協働も予定されているので、この本が役に立つ日がくるはず。季刊地域という雑誌も持ってこうかしら。
この間ずっと描いてきたことを、いよいよ現実化して行くとき。
共に歩んでゆこう。
見えるものと見えないものと
播種後7日目の苗。
今日から、稲の苗の水やりが始まった。
昨日までかけていた新聞紙をはずして、日光に当てる。去年までとは栽培方法が違うので、水やりにも工夫がいりそうだ。
朝食後は、山賊会の作業。
水が漏れる田があるので、畔際を踏み固める作業と、みのてという、水の通り道を作った。
軽く溝を掘って、肥料袋を広げて土手にマルチ押さえを使って止めていく。
このようにしないと、水が大量に流れると、土手の土を持って行ってしまい、土手が崩れる原因となってしまう。
1人では面倒臭くて後回しにしてしまう作業も、みんなでやると確実にやれるのが新しい発見だ。
新しいことを始めるのはいつも面白い。
見えるものばかりに目を取られていると、見えないものを見落としてしまう。
作物の観察にしても、日々の暮らしにしても。
当たり前だと思って、やり過ごしてしまう中に見落としてはいけない大切なものがある気がするのだ。
ついつい、目の前のことに追われて余裕をなくしてしまいがちだけど、そんな時こそ一歩立ち止まってふりかえるようにしたいものだ。
気分のいい仕事ができている。
家にいられる!朝から田んぼ!と行きたいところだが、水利組合の会計処理が終わっていないことに気づき、あたふたと処理をしに行った。
処理が終わってみれば、先送りしていた仕事を終えてスッキリ。
さあ田んぼ、というわけなのだが、実は先週の21日以来雨が降っておらず、せっかく溜まった水もどんどんなくなって来ている。来週末には雨の予報なので、それを待つしかないか。
今日は少し水が残っている田んぼの畔塗り。
何年もこの作業をしているが、今年はなぜか作業の手応えがちがう。リズムを持って仕事ができるようになった気がする。
トラクターでうまく耕せなかったところを、鍬で少しずつ寄せていく。
一くわずつ寄せていくのは面倒くさいが、やらないでおくときれいな田んぼが作れないので、結局はやる方が気分がいいのだ。
なんとかぬれました。
ここ何日か、気分のいい仕事ができている。
あまりお金にはならないんだけど、気分のいい仕事ができたときはやっぱりいい気分。
くろ切りの終わっていない田んぼのくろを切っていたら、シュレーゲルアオガエルを起こしてしまった。このカエルは、鴨川に来て初めて見たカエル。
関西にはいなかったような気がするが。
形も色も格好良くて、本当に好きなカエル。
起こしてしまってごめんなさいね。
王国にも助っ人現る!
今日も暑くなりそうだったので、早めにハウスに風を入れた。
王国では、今日は畑デー。
第二農場に、夏野菜用のマルチを張る作業。
日曜日から来ているFさんと3人で作業開始。
休憩時間に梅を見てみると、小さな実がなっている。撮影時には気がついていなかったが、実の下の枝にはニホシテントウがいるではないか。
知らずに撮っていたので、なんか得した感じ。
午後からは、館山からKさんがお手伝いに。
あるイベントでミツヲ代表と会ったことがきっかけで、仕事のおやすみを利用して来てくれたのだ。
なんと、5人体制でマルチ張り。
いつもは2〜3人でやっているので、これだけ多いと作業がどんどん進む。
そして、200メートルのマルチを張りきった。
2人も助っ人がいたので、とても助かった。
今回は、今までやったことのない畝の立て方を行なった。
今までは土手に対して垂直に畝を立てたり、畔に沿ってゆるやかにカーブさせてきたのだが、今回はきゅうりパイプを立てる関係で、まっすぐに畝を立てたのだ。曲線に対して直線を引くと幾何学的に見えて、結構気に入った。
ところで、王国花見イベントは、4月7日に予定されているのだが、
すでに満開です!
とてもきれいです!
今週末が最もきれいです!
畔塗りをしながら、山小屋の桜をとってみた。
しみじみと自然の美しさを感じられるのが、好きだ。
ハウスの適温?それは…
朝7時から、今日は苗移動。
山賊会の親方の家と私の家までは、車で2分くらいの距離だ。土曜日に育苗機にいれて、今日で5日目。
もう1人のメンバーと車2台で往復して運搬する。
ハウスに入れた後は、このように新聞をかけて、苗を保護してやる。というのも、この状態の苗はモヤシのようなもので、直射日光を当てるにはまだ早い。
不織布をかける人もいるが、私は昔ながらの新聞紙をかけている。
じゃん!
すべて敷き終わって、一安心と思いきや。
風通しを良くするためにハウスの窓を開けていると、風で新聞紙が舞い上がってしまう。
気づくと直していたが、直す先からめくれるのでらちがあかない。
そこで、新聞紙を10枚くっつけて、広くして敷きなおすことに。
妻も義母も子供も甥も総出で作る。
そして、ようやく。
今度は木できちんと重石をして、飛ばないようにした。
あらかじめこうしておけば、二度手間をせずに済んだのに。
この後は、3日くらい水をやらずに、新聞紙で覆ったまま過ごさせる。そうすると、自然に苗が緑化していくのだ。
この時期が、一番温度管理が難しいところ。暑すぎると幼苗は一瞬で焦げてしまう。
苗作りを始めた頃、ずっと米作りをやっている人に、「ハウスの適温は何度くらいですか?」ときくと、「人間が気分よければ、植物もだいたい気持ちいいもんだよ」と言われたことがある。
もちろん、あらゆる農作業の場面にこれが適用できるわけではないけれど、考え方として素敵だし、なにより判断が簡単だ。
もう故人になってしまったその方と二度と話すことはできないけれど、田んぼ作業のあらゆる場面で彼と話したことを思い出す。
大切な場面で思い出すということは、彼が大事な場面で私を助けてくれていたんだ、と改めて思うのだ。
家の裏の竹林を整備した。
ちょこんと顔を出した筍。
明日食べれるかな。