楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

一度やり始めたら。

来年度の動きについて、またまたミーティング。

去年開墾した田んぼを、今年もう少し増やし、

元果樹園だったところも、きれいに草刈り、伐木しようと言う話になっている。

「ところでみなさん、きれいにしたあとの管理はどうしましょうか?」

 

う〜む。

開墾については、これが一番大きな問題になってくる。

部屋の掃除を考えたらわかりやすいと思うんだけど、

いくら部屋を掃除しても使っているうちに乱れてきて、

日々掃除をくりかえしてきれいな状況を維持しなければならない。

開墾した場合、開墾はだいたい冬に行うことが多いので、

そのときは草も木も刈られてとても美しい状態で、見ているだけですっきりする。

しかし、すぐ春が来て、夏が来る。

秋になるまで、草は生え放題。

せっかく開墾してきれいにしても、あっという間に草で覆われてしまう。

それを防ぐためには、どんなに少なくても年に2〜3回は草を刈らねばならない。

それでも2〜3回では、草がある程度生えている状態になってしまう。

 

それを、さらに面積を増やすのか?

自分の土地でさえままならないのに、さらに増やすのか?(苦笑)

「いや、これは耕作放棄地を住民の力で再生維持するためのモデルになるよ」と私も発言したが、言うは易し行うは難し。

 

では、草刈りをしたくなるために、果樹を植えようよ。

レモン、ユズ、梅なんかどう?

それも、植えたら管理しなきゃならないよ。

 

う〜ん。そうか、だから耕作放棄地になってしまうのか。

語るに落ちた。

 

しかし、この少子高齢化時代に、あえて耕作放棄地を解消して、

みんなが集える場所を作ろうと画策しているのだ。

集うために、アイディアと工夫を考えようではないか。

そのために、やれることはなんだってやるさ。

全国的に問題になっていることを、各地の取り組みでなんとか解消しようとしているわけだし、われわれも行動すればなんとか道が見えるかもしれない。

 

一度やり始めたら、とことんまでやらなければならない。

その意気でやらなくてはならない。

そうでなくても、「だからよそ者は」「やっぱりよそ者は」と言われているのだから。

別に勝負するわけではないけど、持続できる方法は、結局自分自身で編み出すしかないのだろう。

 

(ミーティングのあとはいっつも燃え上がって文章量が多くなってしまう。)