楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

場所を変えてみると見えてくるもの

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朝から鴨川市役所の方と千葉へ。

今日は、「グリーン・ブルーツーリズムinちばセミナー」というセミナーに鴨川農家民泊組合の活動を話すために参加した。

 

基調講演として、

くりはらツーリズムネットワーク事務局長の大場氏が自分の活動を話してくれた。

話す姿に熱意がこもっていて、聞いていてどんどん引き込まれる。

年間150回以上のイベントを行い、主に仙台市などの栗原市外からの参加者を得ているそうだ。

イベント日程の載ったチラシももらってきたのだが、各イベントの内容も本当にわかりやすくて、緻密に考えられているのがうかがえる。

 

体験プログラムのコンセプトとして、

1 少人数ー1人ひとりがより深い体験

2 短時間ー多様な生活の隙間に

3 持ち帰りー自分が作った料理は持ち帰り、家族や友人と体験を共有

の3つが挙げられていた。

 

上記1つ1つに大場さんたちの考えが詰まっていて、これほどまでに考えて作っているのか!とかなり衝撃を受けた。

「やれることをやる」といっても、ここまで深く考えておけば、参加者にも伝わりやすくなると思った。

ともすれば惰性に流されそうになる私の普段に大きな警鐘を鳴らされた感じだ。

 

さらに、親子で農業体験のところでは、「子どもだけに未来を託さない」とあった。

これは非常に逆説的。

子どもに自然体験させたい、という親御さんが実はやったことがなかったりするし、まず親御さん自身が始めて、やってみることが大切というのだ。本当に同感する。

 

自分もそれなりに経験を積んできたつもりでいたけど、志をもって、さらに持続していけるよう経営を考える大場さんの姿は本当に素敵だった。

いつか絶対遊びに行きたいと思った。

 

セミナーの登壇者としてお招きいただいたのに、かなり刺激を受けてしまった。場所を変えて、その時間を過ごすことで思いもかけぬ変化があるものだ。

変化があると同時に、今自分が取り組んでいる方向でこのまま進んでみようと思えたことは収穫だった。