楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

今日という日


去年の8月25日。
私は初めて鴨川自然王国を訪れました。
その時臨時職員として勤めていた
精神障害者のための作業所の仕事を早退して、
アクシー号に飛び乗ったのでした。


鴨川駅では、登紀子さんが笑顔で出迎えてくれました。
ほんの2,3日前に京都で登紀子さんに初めて
お会いしただけなのに、いきなりの急接近でした。


自然王国には夜9時前についたので、
どういう場所か全くわからずじまいでした。
それから、おばあちゃんの家に招いてもらい、
登紀子さんと二人でお酒を飲みながら語り合いました。
(う〜ん、でも4分の3は登紀子さんが話していたっけ・・・)


自然王国を訪れるにあたって初めて
農的幸福論―藤本敏夫からの遺言を高速バスの中で読破していったくらい、
王国に関心はありませんでした。
しかし、読みすすめる中、藤本さんがやってこられたことに
強いシンパシーを感じ始めました。
おこがましいですが、私がやりたいと思っていたことが
藤本さんがすでにやっていらっしゃったことかもしれない、
とまで思い始めたのです。


自然王国に何かを求めていったのではなく、
自分にも何かできる、何かやらせてもらえる可能性が
あるのではないか?という期待をもって
訪れたのでした。


ですから、話の途中で、登紀子さんが
あなた、やってみない?
と私に問いかけたときに、
はい、やらせてください
とまよわず即答してしまったのです。


あれから1年。
今年は一人でお酒を飲んでいます。
正式に王国スタッフとなったのは10月はじめなのですが、
今日はゆっくりとこの一年を振り返るつもりです。


まだまだ不十分な働きですが、
よりよいものを作っていく気持ちで一杯です。
これからもよろしくお願い致します。