楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

里山わらじラン、始動。

一段と寒かった今日、東京神奈川埼玉から人々が集まってきた。
目的は、里山わらじランラン・ウォーク2013のため。
17人の参加者を得て、まずはオリエンテーション。

NPOうずで去年からやっている新・里山の教科書の鴨川地球生活楽校 Kamogawa Earth Schoolの参加者と、
裸足ランニングクラブのみなさん。
この里山わらじランというのは、ごく簡単に言うと、
使われていない山の古道を整備するとともに、
30年以上耕作されていない元田んぼを開墾し、
稲を育てて収穫した後、その稲わらでわらじをあんで、
山道を走ろう!というものなのだ。


林さんから声をかけてもらって、
裸足ランとまではいかなくてもたまに地下足袋で走っている私としては
放っておく訳にもいかず、支援スタッフとして参加することに。


で、ここが開墾する田んぼ。

何が何やらわかりません。


気合い一発。
17人の猛者たちが、一斉に作業開始。
ススキを刈り、篠竹をのこぎりで切り、
切ったものは集めていく。

私は刈り払い機(草刈機)を持って行っていたので、
昔の畦の跡を探して、一段目と二段目の境を刈って行った。
すすきと言っても、群生に近いので、
相当力を入れないとうまく刈れない。
直径3センチほどの木もたくさん生えており、
酷使している草刈機の調子が少し心配になるほど。


午前中遅く始めたのだが、1時間ほどで、ここまでいきました。

一番上の写真と比べてもらうために、もう一枚。

画面左の木の位置に焦点を合わせてもらうと、
だいぶ刈られたのがわかるかと思います。


右に移っているのは鳥獣防護柵。
そのなかを、昼食を食べに帰る猛者たちです。
残念ながら私は午後からは参加できなかったので、
どこまで進んでいるかわかりませんが、わかり次第また投稿するようにします。


この里山わらじラン企画は、地球生活楽校をやっている間に、
参加者のなかからアイディアが出て、林さんがやる気になったとのこと。
ただ単にイベントとしても、トレイルランがはやっているけれど、
自分たちで開墾と古道整備までやって走るトレイルランはそうそうないだろう。


農水省なんかが言う、山村資源利用交付金なんかが使えるんでないか?とも妄想するが、
それはぼちぼちすすめるとして、このような企画をこれからもいろんな形でやっていければと思う。
それが、御大が常に言っていた、「体制の変革は運動を通じて行う」ということなのだろう。