楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

いなかは経済の基!

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今日は前から計画していた鴨川1dayツアーの日。

私はスタッフとして参加させてもらった。

10日は長野県から参加してくれた人もいた。

 

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畑中さんの田んぼ。

プリンセスサリーというお米が風にそよいでいる。コメ作りを、心底楽しんでいる人だ。

 

このツアーでは、4人の人がプレゼンしてくれた。

私は裏方だったので2人分しか聴けなかったのだけど。

地域おこし協力隊で一から事業を立ち上げている人。神社で禰宜をしながらさまざまな活動をしている人。彼の話で一番印象に残ったのは、

“いなかは経済の基”という言葉だ。

どういうことかというと、農業などの第一次産業は、自然の恵みをお金に変えることのできる仕事だということだ。

この言葉は、自分にとって実感を持った言葉だ。

目の前にある資源を活かして、商品を作っていくことは楽しい。なぜかというと、工夫次第でなんでもできるという可能性だ。

これこそが、農村でかんばれる原点だと思う。

 

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うずの理事の林さんのお宅からの風景。

長狭地区をのぞむ風景。

 

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夕食はバーベキュー。

たくさん話をして、参加者の皆さんも楽しんでくれたようだ。多くの人に鴨川大山地区を体感してもらえるような機会を作ってゆきたい。

機械の手入れをして、日曜日は稲刈り!

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昨夜は結構風がきつかったが、特に被害はなかった。曇り空ではあったが。

 

あさっての我が家の稲刈りのために、バインダーの手入れ。

わらが欲しいので、一枚だけはバインダーで刈ってかけ干しにするのだ。

わらは畑にも動物にも使える非常に有効な資源だ。

バインダーは、去年の稲刈りで使って、今年の初夏に小麦収穫に貸し出して以来、ガソリンを入れっぱなしだった。ガソリンは劣化するので、本来はこれはしてはいけないことだ。ただ、手間がかかるので放置していたという状況。

だから、ちゃんとエンジンがかかるか不安だった。しかし、すぐにエンジンがかかって一安心。きれいに拭いて、オイルをさして、バインダー紐を設置する。

これで、あさってを迎えられる準備が整った。

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午後からは、営農組合でもみすり作業の見学。去年からオペレーターとして作業をし始めたのだけど、一年経ってすっかり忘れてしまったので、2回目の見学だ。来週からは私が機械のオペレーターになるので、慎重にメモを取る。

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毎年、少しずつできることが増えていって楽しい。まだまだ知らないことがあるので、多方面に迷惑をかけているのだが、その先にお役に立てるよう頑張らないといけない。

 

 

 

 

稲刈りの前に

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王国では、野菜出荷作業のあとに、秋野菜の準備作業。

育苗用の温床を何年も風雨にさらして、土になったものにもみがら燻炭とぼかし肥を混ぜて、苗の植え替え用の土を作る。230リットルほどの土を準備した。

 

午後からは、にんにく、あさつき、それにらっきょう用の畝にビニールマルチを張る。

約100メートルほどの畝にマルチを張るのだ。

稲刈り作業に夢中になっていると、結構畑がおろそかになってしまいがちなんだけど、稲刈りの前にきちんと準備しておくことで、田んぼの合間に畑作業をすることができる。

 

王国は野菜を宅配ボックスで週2回出荷しているので、野菜を切らすわけにはいかない。だから、代表は作付け計画を綿密に立てているのだ。

 

私の場合は、野菜はほとんど自家用と民泊での作業体験に利用するだけなので、たまに適期を逃してしまい、作付けができない時がある。

でも、これからはにらもニンニクも自給して行きたいので、計画を立ててやっていかないとな。農家です、なんて言えないよ。

 

大作に取り組む。

 

バテレンの世紀

バテレンの世紀

 

 先日から、ずっとこの本に取り組んでいる。

鉄砲伝来の前の、ポルトガルがどうやって大洋に乗り出してきたのかから説き起こし、島原天草一揆を経て、1643年のポルトガル完全追放までの流れまでの約100年を描いている。

小学生の頃に、集英社の「まんが日本の歴史」を幼稚園の先生から譲ってもらい、何度も読み返して、強く印象に残っているのがこの時代。

まだ断片的にしかつかめていないのだけど、以下の多くの人々が日本に来ていたかを感じられてとても面白い。

歴史の教科書にはザビエルがきた話しか出てこないのだけど、もっと知るとどんどん知りたくなってくる。

本書は、実はまだ家康時代のところまでしか読めておらず、後3分の1、なんとか読み進めたいものだ。

 

続いては、この本。 

クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫)

クアトロ・ラガッツィ (上) 天正少年使節と世界帝国 (集英社文庫)

 

  

クアトロ・ラガッツィ 下 天正少年使節と世界帝国 2 (集英社文庫)

クアトロ・ラガッツィ 下 天正少年使節と世界帝国 2 (集英社文庫)

 

これも同じくキリスト教伝来について書いてあるんだけど、渡辺の本に比べると扱う時代が少し狭いので、よりリアルに書いてあり、引き込まれてしまう。

 

最後に。

星野博美の本は大好きだ。この人は、自分の見たこと、調べたことを丹念に綴る。どう動いたかまで書いてあって、著者とともに一緒に調べているみたいな気がする。

本書は彼女がリュートだったっけ?古い楽器を手にするところから、天正遣欧使節もこれを弾いたんじゃないか?という疑問を持ってあれこれ調べていく話。

 

草刈りに疲れてしまったので、今日は自分の好きな本を紹介させてもらった。 

暑さ、戻り…

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動物のえさやりをした後、稲刈り鎌を研ぐ。

少しずつ研ぐのも上手くなっているのでは、とひとりごちる。

刃物には最近椿油を塗るようにしている。

道具をきちんと使える人になりたいと思っているからだ。

 

その後、稲刈り前の田んぼの草刈りへ。

稲刈り前に草を刈る必然性はそれほど高くないけど、見栄えがよくなるし、コンバインが回転するためのスペースを作るために刈った稲を置くために、草刈りする方がいいのだ。

今日は、仲間でやっている山賊会の田んぼの畦を刈る。

ハンマーナイフモアという機械で刈っていく。

この機械は平場ではすごい威力を発揮するのだが、畔のような狭いところはそれほどきれいに刈れない。

でも、一回通ると90センチくらいの幅で草が刈れるので、効率はいい。

土手から落とすと、壊れてしまうかもしれないので、速度を落として慎重に刈る。

 

1時間強運転すると、振動と騒音で結構疲れる。

しかも、今日は久しぶりに暑さが戻り、その上蒸し暑かった。

予定では山賊会の田んぼをやった後、自分の田んぼを刈るつもりだったのだが、残念、体力が続かず。

午後からは、室内でやれる仕事をしたのであった。 

雨の日の自然王国では

昨日、たまめぐの新製品として、「にらファイト」を直売所に出荷したのだけど、それを受けていろんな方から「買ったよ」とご連絡をいただく。ありがたいことだ。改善して、たくさんの人に届くようにしたい。

 

昨夜からの雨は、今朝も降り続いていた。自然王国に上がってみると、せっかく乾いていた田んぼに水が入っている。自然の中での仕事なのでやむを得ないのだけど、やはり残念である。やれることをやるしかない。

 

小雨が降る中野菜を収穫し、出荷作業を行う。毎回7〜8種類くらいの野菜を出荷するので、通年でいろんな野菜を用意しておかなければならない。たくさん種類があるからカフェなどでもいろんなメニューが作れるのだ。

 

野菜出荷後は、ペッパーソースの瓶詰め。

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これは王国で栽培した唐辛子を塩漬けし、寝かせてビネガーと混ぜてミキサーにかけて絞って、2ヶ月以上寝かせたものだ。できるまで時間がかかっているので、商品になる嬉しさはひとしおだ。

辛味と酸味が程よく混ざって、とても美味しい。

元々はイノシシにやられない作物を、ということで始めたのだけど、今は商品として定着している。コツコツと、できることを積み重ねていこう。

 

ついに、新製品が!

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新製品、にらファイト。

義母の命名である。

なんのことはない、にらのしょうゆ漬けなのだが、

人から聞いて作り始め、我が家産の青唐辛子を入れたりしてアレンジを加えて来た。

我が家を訪れた人に出してみると、「美味しいよ、何にでもいけるし」と言ってくれる。

それを真に受けたわけではないけど、一度出してみよう、と思って瓶詰めして初めて出荷した。

みんなみの里 | 無印良品に置いてある。

今までは妻と義母の商品しか置いていなかったので、初の私の商品になる。

途端に売上が気になるのだが、残念ながら初日はゼロだった。

工夫を重ねるしかないな。

是非、皆様みんなみの里にお立ち寄りください!

 

籾摺りの講習を受けてからは、今日はお隣さんたちと焼き鳥会。

日頃忙しくてなかなかゆっくりできないので、今日は久々に。

いつも焼き鳥をするときは、石渡チキンストアー / 一般店舗 / かもがわナビ(かもナビ)まで買いに行っている。

この店はお店で鶏を解体して販売しているので、肉が本当に美味しい。

内臓も豊富にあって、レバーやハツは特に最高。

私はこの前やったばかりなのだけど、食べる人が変わればまた新鮮だ。

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何より、私は焼くのが大好きなので、子どもたちも喜んで食べてくれてよかった。

来週の稲刈りイベントも焼き鳥にしようかな。