楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

あの時の決断が

f:id:takehirosudo:20180806215137j:image

祭りが終わると、あっという間に日常作業だ。

王国で、稲刈り前の草刈りの一日だった。

 

草刈りをしている時、ふと、王国に来てもうすぐ15年目を迎えるんだなと思った。

2004年の夏に、加藤登紀子さんと会う機会があり、それをきっかけに私は鴨川に来ることになった。

今から考えれば、ちょうどその時は、学生時代に所属していたワークキャンプの関係で中国にいくことになっていた。司法試験に挫折して、アルバイトして貯めたお金でチケットを購入していた。

登紀子さんに、「鴨川に遊びに来ない?」と言われて、「行きます」と即答したのだ。一緒に行くことなっていた人には不義理とご迷惑をかけ、渡航費も無駄になったけど、なぜかその時、行かなければならないと思ったのだ。

 

もしあの時、鴨川に来ていなければ、また違った人生があったのだろう。どんなことをしていたかは、想像もつかないけど。

鴨川を選んだことで、私の人生は大転換してしまい、予想もつかなかった道を歩んでいる。でもその道は、今私が歩きたいと思っている道だ。

 

蒸し暑くて、汗も乾かないような日に、ターニングポイントとなった決断に思いを馳せたのだった。