楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

田植えは楽しい!

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何をいまさら、という感があるが、今日は王国でさし苗の日。さし苗、というのは一度植えた後に、欠株しているところに補植する作業をさす。朝から田んぼに入って、作業を進める。作業していると、田植えって楽しいと思う。というのも、イベントの際は植え方を説明するくらいで自分で植えることはほとんどないし、自分の田んぼは機械で植えるので、手植えすることはほとんどないのが実情。

しかし、改めて手でやってみると、苗を植える感覚というのは独特なものだ。柔らかい土にリズムよくさしていくと、なんか気分まで高揚してくる。手で植えているから、この苗が育っていく先も描く余裕もある。

私たちが差し苗をしている間に、代表はトラクターで代かき。この作業も、本当に美しいのだ。代かきがされた後の田んぼには、静寂が訪れる。泥をかき回しているので、水は茶色く濁っているのだけれど、代かき直後にしか見られない不思議な情景になるのだ。その美しさは、田仕事に携わるものしか見ることのできないもの。

生きる感覚を感じたいために、農作業に取り組んでいるのかもしれない。