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楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

田舎で暮らしたからと言って

夕食時、何気なく新聞を読んでいると、週刊誌の広告のなかに、

「こんなに大変な田舎暮らし!」というようなタイトルで、

田舎暮らしでいかに失敗したかの小見出しがついていた。

中身を読んでいないのでよくわからないが、田舎暮らし失敗談としては

ありふれている見出しだったので、つらつらと思うことを書いてみたい。

 

わたしは、「田舎暮らしがしたい!」とか「自給自足のくらしがしたい!」という思いがあって鴨川に引っ越してきたわけではない。

鴨川自然王国で働いてみたい、というただそれだけで来てしまった。

(もっとよく考えろよ、という心の叫びあり?)

都市農村交流を行う現場作りがしたかったことが一番の原因と言ってもいいだろう。

だから、田舎で暮らしたいという人たちの話を聞くのがある意味新鮮である。

どんなところに魅力を感じているのかをざっとあげると、

・自給自足したい

・都会の喧噪を離れてくらせる

・新規就農したい

・第2の人生を送りたい

・自然環境がいい

・子供を自然と関わらせて育てたい

などなど・・・

これ、田舎で暮らせばほとんど実現できる。

 

でも、知っておいてほしいのは、田舎暮らしはユートピア、

理想社会で暮らすこととは違うということ。

 

田舎にだって、人は住んでるし、

つきあいはあるし、さらに干渉される場合もあるし、

つまらないと思えるしきたりはあるし、

人の目は常にあるし、言ってみれば、

誰もが細かいところに不満や生きづらさを抱えている。

 

それでもわたしが田舎というか、この地で暮らしているのは、

”田舎”で暮らしたいからではなく、”この地”で暮らしたいからだ。

 

縁あって鴨川に引っ越してきて、たくさんの人と出会って、

たくさんのことを経験して、ここで暮らすことが本当に楽しいからだ。

不便なことはたくさんあるけど、おもしろいこともたくさんあるし、

腹の底から笑えることもある。

収入が少なくってげんなりしている日もあるけど、

がんばって仕事を作ろうとする気にさせてくれるこの地の雰囲気もある。

 

だから、自分の描いた理想の”田舎”で暮らすのではなく、

そこが自分の住みやすい”住処”にしてくれればいいなと思っている。

できることなら、わたしもそのお手伝いがしたい。