東日本大震災2年と日々のくらし
東日本大震災2年。
鴨川市大山支援村を立ち上げて、
無我夢中で活動した2011年。
前職に忙殺され、なにもできなかった2012年。
前職を経て、自分の食い扶持の道筋をつけるために模索し始めた2013年。
報道などで、失われたものの大きさを確認するとともに、
今ここで問われているものは、自分がいかに生きるかだと思う。
東日本大震災のことも、原発のことも忘れてはいないけど、
具体的な活動には移せていない。
せいぜい、妻と話をするくらい。
着実に成長を続ける子供たちを健やかに見守ろうと思っているくらい。
報道をみて、自分たちがここで生を長らえているのも、
ほんの巡り合わせにすぎないのかも、と思う。
だとすれば、日々の暮らしのなかで、明日へ続くものを作り出していくしかないだろう。
私には、大それたことはできないかもしれないけど、
つましいものをこつこつと積み上げていくことはできるだろう。
”つましさ”というものが、あんまりリアルでむしろ困ることもあるが(笑)
朝は馬森牧場にうかがって馬糞をいただく。
今朝までは田んぼに馬糞を入れるつもりだったのだけど、
好気性醗酵を行う馬糞を、水田という嫌気性の状況のなかに
入れるのは無謀だということになり、今年は見送ることにした。
今年の秋が勝負だな。まだ田植えもしてないけど。
その代わりと言っては何だが、先日蒔いた葉もの野菜たちに、
発芽直前の追肥を行った。
無事に発芽してくれればよいのだが。
野菜の栽培方法を、いろいろと頭に入れてきたわけだけど、
今、ようやく実地に試しているところ。
お金は、たくさんあるわけではないけれど、
自分で自分の時間を使えることは本当にうれしい。
うれしさだけじゃなくて、この生活が持続できるよう、
それこそが私の一番取り組むべきところなのである。
不耕起畑も、少しずつ形になってきた。
というより、草が生えてきた?