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楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

ロングトレイル雑感


遅くなりましたが。参加したモニターツアー、なかなか興味深いものでした。一日目が歩き、二日目は自転車、三日目は歩きと車。鴨川に来て5年になりますが、知らないことがたくさんありました。峰岡牧跡は、今や杉林の中にあり、往時をしのぶことは困難です。しかし、この山に手を入れれば、再びここに馬を離して飼うことも可能でしょう。徳川幕府の直轄の牧が3か所ある内残っているのは峰岡牧のみなのです。
二日目の伊八、大山不動尊にあるものしか見たことがなかったのですが、11か所の寺社を自転車で周りました。正木氏の山城の跡や歌人の古泉千樫が教員をしていた竹平小学校跡など、教えられねば決してわからないことです。伊八は、彫り物大工として、江戸後期から昭和の初めまで活躍した5代をいいますが、その作品の躍動感が素晴らしかったです。地元の人にもっと知られてもいいものだと思いました。さらに、自転車で回ったことで、鴨川をゆっくり見ることができて鴨川の広さを実感しました。車での移動は、速すぎるのかもしれません。
三日目はずっと興味のあった仁右衛門島へ渡りました。手漕ぎの船で渡るのは風情がありました。島には皇族が訪れた記念碑や歌人の句碑などが立ち、日蓮が朝日を拝んだ岩、源頼朝が戦に敗れて隠れた穴などがあり、興味をかきたてられました。この仁右衛門島は個人の所有で、一戸だけがこの島に住んでいるのです。偶然ですがそこの当主とすれ違いました。従業員はお殿様に接するように接しており、島での当主の偉さを知りました。この島での観光を今後どうするかも検討課題になっていますが、個人所有であること、漁業体験をしようとしても漁業権がないため魚や貝などがとれないことなど、まだまだ問題は山積しています。
地元学というには大雑把過ぎましたが、「あるものさがし」としては関心をかきたてられるものばかりでした。歴史が好きで、ずっと学んできていますが、私の理解が中途半端なせいで鴨川に残るせっかくの遺跡を十分に楽しめないのが残念です。幸い、私の家には義祖父が残した地域に関する歴史書が豊富なので、それを資料にして今の世代にもわかるように伝えていきたいです。