楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

王国を全国に展開せよ?


土砂降りの雨の中、「園芸福祉」という活動を展開している
人々が参観に訪れました。
王国に果樹を植えにきてくれていた和歌山のS本さんの知り合いというだけあって、
和歌山、京都、滋賀、三重そして静岡県からと、遠いところからの訪問でした。


王国の現在の活動をひとしきり説明したのち、いろいろと話をしました。
これからどうしていくの?という話です。


王国は、野菜宅配、会員制度、帰農塾の活動を3本柱として運営しています。
しかし、この活動は、田畑の規模、施設の容量などを考えると、
ある程度までしかいかないと思われます。
この先、どうするべきか?
王国は、王国として充実した活動をしながらそこから飛び出して、何らかの
事業を興さねばならないのではないか?
というか、興したい。ということを最近考えています。


三重県の訪問者から、
「王国を全国に展開するべきだよ。手始めに、私の地元の名張から。」
なんてお話があったりして、冗談から出た誠になってしまうかも知れません。
静岡県の人からは、
「紫陽花ロードを造ったりして、地元の花なんか植えるといいんじゃない?」
「自分の現場を一生懸命やって、そこからできることを一つずつやっていくことね」
という示唆を受けました。


王国が農的生活空間として、レストランがあったり、コミュニティマーケットが
あったりする。
同時に、休耕田を復興し、そこからとれた作物をきちんと販売している。
そのやり方が一つのモデルケースとなり、全国の中山間地農業のヒントになる!
そんなふうになればいいな。


静岡県の方は、嫁いでから農家になったそうで、
「非農家だからできることがあるのよ。
都市の人にも説得的に農家のことを説明できるしね。
まだ4年、駆け出しじゃない。やることがいっぱいだね。」
といわれて、ますますやる気になってしまいました。


参観に来たのに、アドバイスやヒントをいっぱいもらってしまい、
ちょっと立場が逆でした(汗)。
でも、それも藤本敏夫がつくった空間の大きさだと言い訳をします。
しかも、今日来た方達はそれぞれの現場で「園芸福祉」に取り組んでいるので、
言うことにも説得力がありました。


こういう方達とも連携して何かをやっていければ幅が出るし、
自立への道も開けそうです。


わざわざ足を運んでくださってありがとうございました。
はまってしまった軽トラを出すのを手伝ってくれてありがとうございました。
4年もここに暮らしているのに、地面のぬかるみをまだ納得できていないようです。
お恥ずかしい・・・・