楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

田舎暮らしって?


午前中、野菜の宅配作業を抜けさしてもらって、
市が主催する会議に出席した。
王国も、鴨川市ふるさと回帰支援センター[移住・定住応援サイト]
会員になっているので、加藤登紀子の代理で出席している。


今年は、補助金がもらえそうなので、
いろんな事業展開ができるとのこと。
行政がふるさと回帰支援の動きに乗り出すのは、全国的には
少し遅いのだけど、これからいよいよ本格化していくのだろう。


鴨川の諸団体の皆さんも会員になっておられるので、
いろいろと教えてもらえそうだ。
王国としても、一緒にやれることがあればやっていきたい。


そんな会議を終えて、急ぎの昼食を食べていると、
前から知っている若いカップルが嬉しそうに車でやってきた。
大山千枚田の近くに土地を借りたそうだ。
農地転用が必要なので、それを待ってから、
9月くらいから拠点を鴨川に移したい、とのこと。


彼らも、自分の仕事をしながら、農的生活をしたいそうだ。
自然の中で暮らす仕事をしていくことは、
とても幸せなことだけど、時に大変なこともある。


彼らがもししんどくなったとき、少しでも力になったり、
一緒に何かに取り組んで行ければ、と思う。
王国としても、私個人としても。
行政の助けがあれば嬉しいけど、基本的には
民間ベース、個人ベースのつながりを大切にしていきたい。
もう一度、人と人とのつながりで生きていける場所を作るのだ。


あまりにも幸せそうな二人、(近いうちに結婚もするそうな)
その顔を思い出しながら第一農場に向かう。
ここは、月末には大豆を植えるのだ。
ところが、ブロッコリーやキャベツなどの冬野菜、にんにく、エシャロットなどに
使用したマルチが張りっぱなしである。


急いで畑作りをしないと、月末に間に合わない。
尻に火がついて、マルチはがしを始めた。
それにしても、暑い。入梅したばかりなのに、
晴れることが多い。空梅雨か?


無理して倒れてもつまらないので、休み休み、なんとかはがし終わった。
明日はトラクターで畑を耕し、マルチを張る。
今年は大豆の草取りは大省力化を図り、収量アップを狙うのだ。


田舎暮らし3年目。
自然にあこがれて鴨川に来たわけではないのに、
今ではすっかり気に入っている。
金がないとか、仕事がないとか、
思うことはあるけれども、
明日を思えばわくわくしてくる。
そんな明日があることが、一番の幸せなのかもしれない。