楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

農的生活の中で


私たちは、どんな農家になりたいのだろうか。
それがはっきりしていないために、いろんな人に
意見をもらったときにぐらついてしまうのだろう。


率直に言ってしまえば、自給的な生活ができるだけの
農作物生産が根本にあり、
そのうえで、親戚づきあいというか、
王国会員の皆さんに野菜をお届けする農家。
こういうところだと思っている。


確かに、耕作面積を増やすことで、生産量も増え、
売り上げも上がるのかもしれない。
しかし、自然王国は農産物生産だけが
仕事ではないような気がする。


本気で農業をするのなら、生産以外の活動は
必然的に片手間になるだろう。
でも、藤本さんの遺志をついで、登紀子さんの
思いを実現させ、さらには自分の思いも
そこに注入していくためには、
農作物栽培は核となる事業ではあるが、
それだけではない、という形態をとらざるを得ない。


こういう形をとることに対して、
「中途半端だ」「何が中心なんだ」という批判があることは
当然だ。
でも、自然王国の方向として、総合的な活動をおこなう
農的生活空間、という方向があるのだから、
スペシャリストというよりはゼネラリスト、
ゼネラリストのスペシャリスト、という立ち位置になるだろう。


てなことを考え、話しながら
残っていた白菜の苗を植えたのでした。