楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

遊び仕事


お祭りイベント、同窓会の興奮も冷めやらぬまま、
今日は近くの海に行って漁師さんの指導でエビ捕りをしました。
車で約一時間ほど走ったところにある岩場には、
40年ほど前に掘られた深い穴があります。


広さは1メートル×1メートル、
深さは3メートル位でしょうか。
穴の中には、ブロックが四段積みになっています。


たまった水をかきだしてみると。。。
います!
すごい数です。
60匹くらいはいそうです。
かごが2杯分一杯になりました。


その後が大変でした。
穴の中に入って中に溜まっているヘドロを掻きだし、
ヘドロに汚れたブロックを洗わねばなりません。


このエビ漁は、昔は3人の男手でやったそうです。
かなりキツイ仕事だったろうと思います。
穴の中に入って、バケツを持ち上げ、
それを受けるのにも結構力が要りました。


第一次産業には、
多くの人で共同してやる仕事が
たくさんあります。
こういう仕事を通して、仕事の喜びや
社会性、働く姿勢を身につけて
行ったのかなと思いました。


最近、農文協の甲斐さんに
「マイナーサブシステンス(遊び仕事)」
という言葉を教えてもらいました。


経済性はわずかしかないが、
その仕事をすることの有意義性、
理由が確実に存在する仕事、というような
意味でしょうか。


乱暴に言ってしまえば、生産効率のみを追いかけるのではなく、
仕事を完成させる過程をも楽しんでしまおうというような
考えといえましょう。


例えば、薪でご飯を炊くことは、
今ではとても非効率なことですが、
それでもやってみるとその全ての過程に
意味があり、楽しめるものです。


今日のエビ漁は「遊び仕事」に近かったように思います。
懸命に取り組みながらも、
この後のエビと酒!がある…というような。


私達には、6人の人手があった為、
なんとか昼過ぎには作業を終えることになりました。


そのあとは、もちろん!
海に飛び込んで泳ぎました。
とても気持ちよかった。


でも、足がつかない所で服を着たまま泳ぐのは
なかなかスリリングで、実は少し怖かったです(苦笑)。


伊勢エビは、生のものとボイルしたもの、
両方を食べさせてもらいました。
他にも野菜の煮物や天ぷらなどたくさんご馳走してもらい、
おなか一杯になりました。


いやぁ、最高でした。
今日はこの大皿にのった伊勢エビの写真で
我慢してくださいね(笑)。