楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

予行演習


鴨川自然王国では、除草剤を使わない稲作りを行っています。
ということは!


草が出るということです。


農家にとって、戦後除草剤が登場したことは、
福音に等しかったそうです。
働き手が都市に出、村のつながりが薄くなり、
農業の担い手が少なくなったとき、
最も手のかかる作業であった除草が
農薬によって大幅に軽減されたのです。


しかし、レイチェル・カーソンの『沈黙の春

沈黙の春 (新潮文庫)

沈黙の春 (新潮文庫)

有吉佐和子の『複合汚染』

複合汚染 (新潮文庫)

複合汚染 (新潮文庫)


などの著作も関連して、
農薬を使わない、安全な農業をしようという動きが始まりました。


人間にとって最も重要な食の安全を考えれば
できるだけ農薬を使わない生産物ができることは
とても好ましいことです。


しかし、ここで問題なのは!
担い手不足は依然深刻、どころかもっと深刻だということです。
そこで生まれたのがトラスト制度。
都市の人に、農業体験もかねて農作業を手伝ってもらうことにより、
昔ながらの安全な農法でお米を生産してもらおう、
という制度です。


今年から、鴨川自然王国会員制
http://www.k-sizenohkoku.com/2005/boshu/kaiinboshu_top.html
を導入したため、トラスト制度は廃止しましたが、
その精神は脈々と受け継がれています。


そんな中、今日はYaeさんのファンクラブの田んぼの
草取りを行いました。
田に生えている草をとってそのまま田の土に埋め込み、
草を窒息させてしまいます。


田の土は軟らかで、感触は手を通して
体の中に入ってきます。
『仕事』としてやれば大変ですが、
『イベント』で『共同』でやれば、なんてことはありません。
手の感触を楽しんでいるうちに終わってしまいます。
ちょうど、明日の予行演習をやった形になりました。


・・・長々と書いてきましたが、
会員のみなさん、明日は田の草取りですよ〜!
除草剤をまかない田んぼには、
草がいっぱいですよ〜。


あなたが来なければ始まらないっっ!


畑の草取りとはだいぶ違う作業ですが、
かなり面白いですよ。
お待ちしてます。