楽喜舎日録

2013年1月から始めた「楽喜舎」(らっきしゃ)の日録。日々の暮らしからみえてくるものを発信します。日々実践!

life

この火は絶やさない

先月の炭焼き以来、約1ヶ月ぶりに集まって小宴。 この冬の作業は全て終わってしまい、来年度は市の補助事業も申請しないので、秋からの流れを話し合う。 ありがたいことに、今年は最後の方になって一緒に炭焼きをやりたいという人が5人も現れた。 あっとい…

あの木曽町から!

木曽路はすべて山の中である。あるところは岨づたいに行く崖の道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曽川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。一筋の街道はこの深い森林地帯を貫いていた。(島崎藤村「夜明け前」) 長野県木曽町…

学んだ技術は使ってこそ

前々から約束していた隣の友人の藪はらいに出張。 この友人は、自然王国をきっかけに出会ったご夫婦で、この集落に引っ越して7年になる。 チェーンソーを持って来てと頼まれていたので、いそいそと持参する。 現場は、倉庫と家の裏にある土手に生えている雑…

この道の先に見えるもの

我が家の玄関先から道路に向かって撮影。 目の前は、我が家の田んぼ。 今年、5年目の稲作がもうすぐ始まる。 結婚してからしばらくは、時間も能力もなかったため、人に頼んでいた。 しかし、前の仕事が終わった時、頼んでいた人から、「来年は自分でやってな…

炭焼きから繋がるもの

炭焼き3日目。 3日目の作業は結構気を使う。 「焚き込み」という作業だ。 一昨日から、小さな火で燃やし続けていた。今日はどんどん焚き口に薪をくべて、温度を上げる日。 火が強くて、かなり熱い。 そして、所定の温度まで達すると、焚き口をベトと呼ばれる…

一年分の醤油が完成!

朝のうちに、昨日行われた千葉県立高校入試の英国社の3科目を解く。この日は、自分が1年間やってきたことがどう通用するのか試される日。少しだけ新傾向の問題が出題されたので、受験生たちが戸惑ったのではないかと思う。千葉県は全般的に基礎的な知識を駆…

この種がいつか実を結ぶときがくる

出発前に、全体写真を撮ってもらった。 昨日の料理で、ぐっと距離が近くなった私たち。 今日のFarewell Party(歓送会)で、パキスタンの参加者が知っていた「カントリーロード」(日本語版)を急遽歌うことになり、今まであまり話さなかった子たちとも一挙…

母国の料理に勝るものなし

民泊の2日目。 今日の活動の前に少し時間があったので、パキスタン学生の引率者の女性と英語教育について話す。 パキスタンでも、あまり英語を使う機会がないとのことだが、学校によっては高いレベルの教育を提供しているとのこと。話すのは簡単だけど、読ん…

本日から3ヶ国訪問。

今日は、勝浦で行われた千葉自然学校のイベントで、パネリストとして農家民泊の活動についてお話ししてきた。参加者の方はとても熱心な方が多く、少しでもお役に立てていればよかったな、と思う。 一緒に行った市役所のMさんと、往復の車中でいろんな話がで…

9回目の味噌仕込み!

朝6時に豆の鍋に火をつける。 今日は我が家の味噌仕込み。 数えてみれば、今年で9回目。 だんだんと、年中行事として定着してきた。 この間は、すべて手前味噌で過ごしてきたことになる。 王国で学んだことを、完全に自分のものにできたように思う。 豆がだ…

竹切りと会議と

学年閉鎖2日目の次女は、すでに家が退屈でたまらない。長女は普段どおり登校しているので、遊び相手もいない。 そこで今日の午前中は、三人で竹切りの続きをやることにした。 私が下で竹を伐採している間、妻が210センチに切って、次女が枝を切っていた。 私…

雑然→整然

先日、張り切って竹を切った投稿をしたんだが、 これは何年も昔から積みっぱなしになっている竹やわらの上に積んであるもの。 倉庫の間にスペースが作ってあるので、いろんなものを置くのに都合が良く、その都度入れていくとこんな状態になってしまったとい…

ここが、暮らしの場となる未来を

先週から引き続いて、炭材の木寄せ。 先週運びきれなかったものを運ぶ日だ。 今日は林さんと2人で作業。 前回ほとんど運んでいたので、軽トラ3往復で運び終わる。 並べられた炭材。 これを、明日は炭窯に入れられるよう木割りを行う。 今回切ったところは距…

ちょっと日本人向けにマイルドなタイ料理

タイの民泊2日目。 午前中は大山千枚田で餅つき体験、昼からは習字体験をして、それぞれ思い思いの漢字をかいてきた。 その後は、車で30分弱のスーパーに行って夕食のための買い物。 もちろん、全ての食材が揃うわけではないので、ないものをあるもので補う…

Homestay from Thailand!

今日から日曜日まで、タイからの女子高校生7人が我が家に宿泊する。 妻が今cafe enや直売所「みんなみの里」で販売しているケーキやジャム、お米などを並べていた。 最近バルーンアートで遊び始めた子供たちの作品を飾ると、なんかいい感じ。 少しずつ、こん…

私たちは、空間をつくっている

昨日に引き続いて、炭焼きのための木寄せ。 結構たくさん伐ったことと、田んぼがぬかるんでいたために、午前中で全てを片付けることはできなかった。 作業をしながら、林良樹さんが、 「一緒にやれる友達がいるって本当にいいなぁ」と言った。 私たちは、た…

喪失感と創造と

阪神淡路大震災から22年。 忘れようとしたって、忘れられるわけのない日だ。 あの日から、私の全ては変わってしまった。 当たり前のものなんて、ないのだと。 確率的には、今日と同じ明日が続く確率が高いに決まっている。全てシステムは、それを前提として…

受け継ぐ仕事と始める仕事と

朝から、今年初めての集落作業に出かける。 昨日少しだけ降った雪がまだ残っていて、朝日に映えてきれいだった。 今日の作業は、防護柵周りの整備。 土手に生えている竹や雑木を切り、燃やす。 イノシシなどの進入によって崩れた土手は、 土を土のう袋に入れ…

アウトプットがないのんちゃうん?

大阪のTさんに、何気なく言われてしまったこと。 う〜む。 現職は、自分で表現することよりかは、 いかに自分を消すか、ということに重心があるし。 地元での活動も、現職の関係上、あまりおおっぴらにはしてないし。 というわけで、結構表現していないこと…

鴨川の未来を考える

加藤登紀子さんの声かけで、今夜11人で集まった。 任意のメンバーだ。 禰宜さん、レストラン経営者、漁師、翻訳家など、 様々な職業の人が集まった。 どんな未来を描こうか?という出発点で、 漁師さんからいろいろな話を聞いた。 鴨川の昔の話を聞けるのは…

顔を合わせること

できるなら、顔を合わせたくないときがある。 その理由が、ある程度明らかで、かつマイナス面を指摘されるであろうことが確実な時。 自分の仕事が遅くて、「今更…」といわれることが明らかな時。 ただ、その時、それをそのままにしておいても物事は変わらな…