畔切りと杉伐倒。
朝は少し曇っていたが、だんだん晴れてきた。
今日はとても暖かかった。
午前中は、田の畔切り。
昨年に作った畔をスコップで切って、
水を溜めてからトラクターで耕して、新しい畔を作るための作業。
一直線に切れていて、美しい。
農業は芸術だ、という言葉を思い出す瞬間。
昼からは、杉の伐倒作業。
山小屋から見ると、このように杉が一本立っている。ずっと昔からあるものだ。田の日陰にもなるので、前から気になっていて、今日いよいよ伐ることになった。
10メートルくらいあるだろうか。
近くで見ると、思ったより大きい。
炭焼き組合できるのは太くても30センチくらいの広葉樹だ。今回は杉で、直径50センチ近くあったのではと思う。
土手に生えているので、足場が不安定だった。受け口を浅く作りすぎて、ちょっと伐倒に手間取ってしまったけど、クサビを使って、無事に倒せた。
太い木を倒すことで、自分のやり方を見直すことができる。
使い道が、今は薪としてしか使っていないのだが、自然王国にはまだ杉があるので、少しずつ有効利用を考えたい。
視界がスッキリしました!
自家製醤油のしぼりの日
日の出も、だんだん早くなってきた。
今朝6時半過ぎの撮影。
今日は醤油絞りの日。
午前中に、昨日行われた千葉県公立高校入学試験の
国社英の3科目を解く。
基本的ながら、少しひねった問題もあって、高得点を取るのはそんなに簡単ではない。
さて、醤油しぼり。
約10年前から醤油組合を作って、各グループごとにこの時期にしぼるのだ。
約一年間寝かせたもろみ。
何度かかき混ぜて、水分もだいぶ飛んでいる。
これにお湯を入れながら、ゆっくりとかき混ぜる。
しぼり師の木村さん。
本業は板前。
毎年お世話になっていて、その都度やり方を丁寧に説明してくれる。
しばらくすると、しぼり機からどんどん醤油が出て来る。
1番嬉しい瞬間。
味見をして、楽しむ。
この後は、火入れをしていない生醤油を少し残して、後は火入れをして殺菌する。
そして、食事タイム!
それぞれに醤油にあう料理を持ち寄っていただく。
たくさん料理があったのだけど、
もち米しゅうまい!
皮の代わりにもち米を使って作ってある。
新感覚で、とても美味だった。
自然王国からは、これ。
月曜日に解体したばかりのいのしし焼き。
太ももそのまま焼いたので、ナイフで削ぎながらいただいた。
若いからか、肉が柔らかくて、本当に美味しかった。
10年近く続けて来ると、このしぼりの日が来るのがあたりまえのようになってくる。
自分たちで普段使う醤油を、自分たちで準備するのは、結構貴重なことだ。
大切に使っていきたい。
田んぼもぼちぼちやってます。
今日は、田の溝切り。
今まで人に頼んでいたのだが、もうやれなくなったので、返された田んぼ。
その人に頼んでいた人たちも多いので、実は今年は4軒でいっしょに米作りをする話になっている。
その名も‘’山賊会ーtheSANzOkus“大文字をたどると、佐野という言葉が浮き上がる!
メンバー紹介は徐々にやって行きたいと思っているが。
手前に水があるところは、浅くなっていてずっと水が抜けず、ここにトラクターを入れるとはまって動けなくなるのは必定。
昨年11月に溝を掘ったけど、浅かったのか、あまり機能していなかった。
週末には、仲間でいっしょに作業をするので、今日は一人で準備作業を行なった。
画像すみに写っている溝切り機を借りて、再度この溝を掘る。
溝切り機で、3回通る。
本来ならこれでいいのだけど、もっと溝を広げるべく、畔切り用のスコップで溝の両端を広げる。
3時間の作業後の写真が、下になる。
作業前の写真と比べると、少し変化がある。
やってみて思ったのだけど、手前の水のあるところは、今年は無理して作付けしないほうがいいかもしれない。
コメをたくさん取りたいわけではないし、環境改善を図るほうが大切な気がする。
いいコメ作るぜ!
箱罠に、ついにあれが!
朝は、自然王国で先日のイベントの片づけ。
すると、猟師さんが上がってきて、「一昨日の雨で、今日あたり入ってるかもしれない」と言って、
2月初めに早稲田大学”狩り部”の学生と一緒に設置した箱罠を見に行った。
帰ってきて、「2頭小さいのが入ってるよ」と。
みんなで見に行ってみると、
写真ではわかりづらいが、確かに二頭入っている。
体長60センチ弱のイノシシ。
縞がまだ残っているので、ギリギリ瓜坊といえるようだ。
猟師が銃で仕留めた。
銃声がした後、さっきまで激しく動いていたものが、今はもう動かない。
「食べるかい?」
との問いかけに、Yaeちゃんが、「はい!」と答えたので、駆除証明の写真撮影後に、個体が私たちに引きわたされた。
だいたい、生後3〜4ヶ月ほどのメス二頭だ。
こちらに引っ越してきたSさんも見にきたので、女性2人でイノシシの解体!
私はあわてて山小屋においてある包丁を自分なりに研いで彼女らに渡す。
彼女らは前回も解体経験があったようなので、どんどん進めていく。
私は、内臓だけもらって肝臓と心臓を切り離した。
お昼ご飯には、先ほど処理した肝臓とレバーを塩胡椒で炒めて、一品にする。
肉は、またイベントがあるときにでも焼こうという話になった。
獣害対策には食べるのが1番!とはよく言われるが、捕まえて、息の根を止めて、解体して、料理するまで長い行程が必要。何回も繰り返すことで少しずつ道筋が見えて来るのではないかと考えている。
お肉を食べれる日が楽しみ。
プロの技光る…ハウス建設、開始!
昨夜の雨の影響で、朝は曇っていた。
しかし、ハウス用地に入ってみると、思ったほど雨を吸い込んでおらず、普通に歩ける状態だったため、予定通りハウス建設をすることに。
ハウス建設の際に、四隅の直角を出すために、お隣さんの援助を請うた。彼は測量などして調査するプロである。
ポールを立てて、対角線の長さを計算し、三角形を二つ作ることで直角を出した。
3年前は結構格闘したのだけど、すぐにぴったり角が出て、思わず感動。さすが、プロだ!
まだ時間があるよと言ってくれたので、お言葉に甘えて、一緒に作業してもらった。
穴を開けて、
パイプアーチをさす。
設計上、40センチの深さに埋めなければならない。
途中から次女も参戦!
3年前は1年生だったが、もう4年生になった。
お隣さんのおかげで、約2時間でパイプアーチをさしきった。直角を出したり、いちいち穴を開けたりしないといけない面倒な作業を一緒にやってもらったので、この後の作業が随分楽になる。
田んぼ作業を進めながら、こっちも骨組み完成を目指さないと。
気持ちよく手伝ってくれる人がいて、本当に助かった。なんせ今年は水稲育苗200枚を予定しているので、頑張らなければならない。
地元の人と始める水稲共同栽培も本格的になるし、忙しい日々が始まる!
自然王国でみそ仕込み!
今朝7時前の朝焼け。
今日は自然王国でみそ仕込みイベントの日。
木曜日に仕込んだ麹は、無事仕上がった。
二つのうちの一つは少しベタついていたが、もう一方はサラサラでいい感じ。
朝一で、毛布を外して広げて、熱をとる。
昨日から浸水させている大豆を、2時間かけて煮る。
大豆は煮ていると泡が出やすいので、注意しながら行う。
麹と塩を混ぜて、冷ました大豆と混ぜ合わせたのち、みそすり機にかけて丸めて、どーん!と樽に叩きつける。
これを繰り返していくのだ。
みそ作りは、煮上がったばかりの大豆をつまみ食いしたり、麹を食べたりして、仕込み前の面白みもたくさんある。
合計で100キロ近くのみそを仕込めた。
これが、来年のサポーター特典になる。
夜は、サウナで汗を流して宴会。
食事は、やっぱり新しく開けたみそをベースにしたみそ鍋。それに、イノシシのスペアリブ煮込み。イベントで作った豆腐など、盛りだくさん。
初めてイベントに来てくれた人々とも思わぬほど深い話ができた。自分の子育てのことなど、いろいろ考えるきっかけとなった。
自然王国のイベントは、ただ単にサービスするのではなく、参加者と一緒に作っていくイベントだと思っている。それは、参加者への甘えだと思われるかもしれないが、きっちり決まったタイムスケジュールがないからこその緩やかなイベントになっているのではないか、と考えるのだ。
まだまだやりどころがある。
こう思えるのは本当に幸せなことだ。
管理機で耕して、そして。。。イベントやります!
朝のコーヒーを飲んだ後、畑へ。
ハウス用地の整地を行なった。家の畑は、管理機を使って耕運している。小さな管理機だけど、焦らずコツコツやることできれいにできる。
コツコツを、具体的に言うと同じ方向に2回耕運、それと直角の方向に1回耕運、最初の方向と同じに2回耕運。わずか5メートル*9メートルくらいの面積を耕すのに、40分くらいかかる。手でやるよりはずっと早いけど、トラクターでやると10分かからないから、なかなか手間がかかっているというわけ。
ハウス用地を整地した後は、じゃがいも用の畑を準備。先日作った草木灰を石灰がわりに撒いた後、先ほどと同じように管理機をかける。草がまだ残っているので、時間をかけてすきこんでいく。
数日後には鶏糞をまいて、その1週間後にはじゃがいもを植える予定。
さて、今日はイベントのご連絡。
主宰する農家民泊たえんどんにて、みそ作りイベントを行います。
初めての試みですが、一緒にやりましょう!
詳しくは下のリンクを。
https://www.facebook.com/events/2103460946331057??ti=ia